薬は良いところもあれば悪い面もあります。
それをわかった上で、自分に合った選択をするべきです。

特に更年期障害に使用するホルモン剤は、上手に使う必要がある薬です。
基本的には　エストロゲン製剤はなるべく経口ではなく、シールかジェルを選択します。
そして　子宮体がんの予防のために　黄体ホルモンであるディファストン®を併用します。
1か月連続使用の場合は1日2回　14日間内服するのが基本です。
エストロゲンと黄体ホルモンが両方含まれている　メノエイドコンビパッチ®を使用することもあります。
かなり以前はプレマリンという飲み薬しかなく、単独で使用していた時代があります。
その結果　子宮体がんが増えてしまい、今の治療法に変わってきました。
これらはガイドラインに記載された方法です。
上手に使って無事更年期を乗り越えていきましょう。